ベア相場の始まりに気づけ by Zeal 中半
Even
before that this selloff hasn’t behaved like a normal bull-market
correction. Their purpose is to vent excessively-bullish sentiment,
rapidly bleeding off greed. Sharp selloffs are necessary to do
that. Traders don’t get worried until stocks fall fast enough and
far enough to shatter their complacency. So normal bull-market
corrections are usually front-loaded with sharp selloffs that
trigger soaring levels of fear.
ベア級にならなくとも、この下落は通常のブル相場の調整とは違うものだ。調整とは過剰な強気心理を抑え強欲を弱めるもものだ。それには急落が必要だ。株式が急落するまでトレーダーは心配すること無くみずからの安心感に疑念を持たない。 通常のブル相場の調整では、先駆ける急落で恐怖心を生み出すものだ。
ベア級にならなくとも、この下落は通常のブル相場の調整とは違うものだ。調整とは過剰な強気心理を抑え強欲を弱めるもものだ。それには急落が必要だ。株式が急落するまでトレーダーは心配すること無くみずからの安心感に疑念を持たない。 通常のブル相場の調整では、先駆ける急落で恐怖心を生み出すものだ。
Prevailing fear levels are inferred by the VIX, which technically
measures the implied volatility in 1-month SPX options. Before last
peaking in late September, the SPX suffered 5 bull-market
corrections within its epic secular bull. Heading into July 2010
the SPX fell 16.0% in 2.3 months. That spawned some real fear, as
evident in the VIX soaring to a 45.8 peak. The effective fear
ceiling outside of panics and crashes is a 50 VIX.
恐怖心のレベルはVIXで示される、この指標は一月先のSPXオプションの変動から算出される。9月遅くの天井までに、今回の巨大なブル相場で5回の調整があった。2010年7月に向けて2.3ヶ月で16.0%下落した。これは実際本当に恐怖心を生み出した、たしかにVIXは45.8まで上昇した。パニックや暴落を除くと実行的に恐怖指数の上限は50VIXだ。
恐怖心のレベルはVIXで示される、この指標は一月先のSPXオプションの変動から算出される。9月遅くの天井までに、今回の巨大なブル相場で5回の調整があった。2010年7月に向けて2.3ヶ月で16.0%下落した。これは実際本当に恐怖心を生み出した、たしかにVIXは45.8まで上昇した。パニックや暴落を除くと実行的に恐怖指数の上限は50VIXだ。
The
next SPX correction cascaded 19.4% lower over 5.2 months ending in
October 2011. Despite its long span, the VIX skyrocketed as high as
47.5 in its midst. That was real fear, the kind necessary to slay
exuberant greed and rebalance sentiment to keep an ongoing stock
bull healthy. After that the SPX went a near-record 3.6 years
without a single correction-grade selloff in an extraordinary
levitation driven by the Fed.
二番目のSPX調整は5.2か月をかけて19.4%まで連鎖した、2011年10月のことだ。長期にわたるにもかかわらず、VIXはなんと47.5まで高まった。これは本当の恐怖で、強欲の熱狂を鎮め、心理調整でぶる相場を健全にした。その後SPXは3.6年もの間一度も調整級の下落を経験しなかった、FEDが極端な株式浮揚をしたのだ。
二番目のSPX調整は5.2か月をかけて19.4%まで連鎖した、2011年10月のことだ。長期にわたるにもかかわらず、VIXはなんと47.5まで高まった。これは本当の恐怖で、強欲の熱狂を鎮め、心理調整でぶる相場を健全にした。その後SPXは3.6年もの間一度も調整級の下落を経験しなかった、FEDが極端な株式浮揚をしたのだ。
That’s when its unique open-ended
third
quantitative-easing campaign was in full swing. QE3’s peak year
was 2013 which saw the Fed monetize a staggering $1020b of bonds!
The SPX soared 29.6% higher that year on such vast liquidity
injections. But 2014 saw QE bond buying collapse to $450b as the
Fed tapered QE3. The SPX only rallied 11.4% that year, its gains
shrinking 62% in proportion with QE3’s 56% decline.
とてもユニークなオープンエンド型の量的緩和を全力展開したのだ。QE3のピークは2013のことでFEDはなんと$1020Bの債権を買い取った!この年SPXは29.6%も上昇した、とんでもない流動性注入のためだ。しかし2014年には債権買取は$450Bに急減した、FEDがQE3テーバーを始めたのだ。この年のSPX上昇はわずか11.4%だった、QE3の規模が56%減り、上昇が62%縮まった。
とてもユニークなオープンエンド型の量的緩和を全力展開したのだ。QE3のピークは2013のことでFEDはなんと$1020Bの債権を買い取った!この年SPXは29.6%も上昇した、とんでもない流動性注入のためだ。しかし2014年には債権買取は$450Bに急減した、FEDがQE3テーバーを始めたのだ。この年のSPX上昇はわずか11.4%だった、QE3の規模が56%減り、上昇が62%縮まった。
The
QE3-goosed stock markets wouldn’t correct again until well after QE3
ended, the SPX sliding 12.4% over 3.2 months into August 2015.
Again the VIX surged to 40.1, which is up in the very-high fear
zone. The next debatable correction followed right after. The SPX
didn’t achieve new highs after the previous one, so it was
technically one compound correction instead of two separate
ones. Analysts render it both ways.
QE3援護を受けた株式市場はQE3終了まで調整を見ることはなかった、SPXは3.2か月をかけて2015年8月までに12.4%下落した。 またもやVIXは40.1まで急増した、これは恐怖心がとても高まった状態だ。その直後にも顕著な調整があった。最初の調整から次の調整までの間に新高値はなかった、そのためテクニカル的には2つの独立した調整ではなく複合的な一つの調整と捉えられる。アナリストによって把握の仕方が異なる。
QE3援護を受けた株式市場はQE3終了まで調整を見ることはなかった、SPXは3.2か月をかけて2015年8月までに12.4%下落した。 またもやVIXは40.1まで急増した、これは恐怖心がとても高まった状態だ。その直後にも顕著な調整があった。最初の調整から次の調整までの間に新高値はなかった、そのためテクニカル的には2つの独立した調整ではなく複合的な一つの調整と捉えられる。アナリストによって把握の仕方が異なる。
That
second correction or second part of the longer one saw the SPX fall
13.3% over 3.3 months into February 2016. That was the only
bull-market exception that didn’t see a high VIX, it merely climbed
to 28.1 at best. But since the VIX had just recently surged over 40
in a fear climax, another one apparently wasn’t necessary. That
rolling-over SPX action into early 2016 actually looked more
bear-like than bull-like.
二回目の調整のほうが長いもので、SPXは2016年2月まで3.3か月をかけて13.3%下落した。今回のブル相場の中でこれがVIXが高まらなかった唯一の例外的調整だ、最高で28.1にしかならなかった。しかし最近VIXは40まで上昇しており恐怖の絶頂だ、もう一回の調整は必要ない。2016年始めのSPX下落パターンは本当にベア相場的であり、ブル相場的ではない。
二回目の調整のほうが長いもので、SPXは2016年2月まで3.3か月をかけて13.3%下落した。今回のブル相場の中でこれがVIXが高まらなかった唯一の例外的調整だ、最高で28.1にしかならなかった。しかし最近VIXは40まで上昇しており恐怖の絶頂だ、もう一回の調整は必要ない。2016年始めのSPX下落パターンは本当にベア相場的であり、ブル相場的ではない。
Provocatively it took fully 13.7 months after that May 2015
topping for the SPX to finally hit new highs confirming its bull was
alive. The thing that short-circuited what felt like a young bear
was hopes for more European Central Bank easing after the UK’s
surprise Brexit vote in late June 2016. Then the SPX again exploded
higher in November 2016 after Trump’s surprise presidential victory
with Republicans controlling Congress.
刺激的なことだが、2015年5月のSPX天井から次の新高値まで13.7か月を要し、ブルがまだ健在なことを示した。ベア相場の始まりをECB緩和期待が打ち消した、2016年6月遅くの英国の予想外のBrexit投票を受けてだ。その後2016年11月のトランプの予想外の勝利と共和党の両議会勝利でSPXは再び爆発的上昇を始めた。
刺激的なことだが、2015年5月のSPX天井から次の新高値まで13.7か月を要し、ブルがまだ健在なことを示した。ベア相場の始まりをECB緩和期待が打ち消した、2016年6月遅くの英国の予想外のBrexit投票を受けてだ。その後2016年11月のトランプの予想外の勝利と共和党の両議会勝利でSPXは再び爆発的上昇を始めた。
Optimism and greed exploded on hopes for big tax cuts soon, fueling
a powerful stock-market surge into early 2018. The SPX then
corrected sharply into early February with a 10.2% plunge in just
0.4 months. The VIX shot up to 38.8 on that, showing real fear.
All bull-market corrections with the lone exception of the second
part of that compound one exhibited telltale fear spikes
averaging VIX peaks way up at 43.1.
大幅減税がすぐに実現するという楽観と強欲が爆発し、2018年始めに向けて株式市場は力強く急騰した。その後SPXは2月初めにむけてわずか0.4か月で10.2%急落した。VIXは38.8まで増え、恐怖心が見えた。唯一の複合調整の二度目を除き、ブル相場の調整はどれも恐怖心を示すもので平均するとVIXあh42.1まで上昇した。
大幅減税がすぐに実現するという楽観と強欲が爆発し、2018年始めに向けて株式市場は力強く急騰した。その後SPXは2月初めにむけてわずか0.4か月で10.2%急落した。VIXは38.8まで増え、恐怖心が見えた。唯一の複合調整の二度目を除き、ブル相場の調整はどれも恐怖心を示すもので平均するとVIXあh42.1まで上昇した。
But
the recent SPX selloff of Q4’18 coinciding with the first-ever
full-speed Fed QT looks way different. It has been mostly an
orderly, gradual selloff generating modest fear. The highest
VIX close between late September and pre-FOMC in mid-December was
merely 25.8! Even on Christmas Eve it only hit 35.8. These are too
low for normal sharp bull-market corrections, this fear profile is
looking more like a bear downleg.
しかし2018Q4の最近のSPX下落はFEDの全力QTに伴うもので、少し違っている。今回はかなり秩序だっており、ゆっくりとした下落し恐怖は穏やかなものだ。9月末から12月半ばのFOMC手前まででVIXの最高値は25.8にすぎなかった!クリスマスイブでも35.8でしかない。この値は通常のブル相場での急落調整にしては小さい、この恐怖の具合はベア相場での下落のようだ。
しかし2018Q4の最近のSPX下落はFEDの全力QTに伴うもので、少し違っている。今回はかなり秩序だっており、ゆっくりとした下落し恐怖は穏やかなものだ。9月末から12月半ばのFOMC手前まででVIXの最高値は25.8にすぎなかった!クリスマスイブでも35.8でしかない。この値は通常のブル相場での急落調整にしては小さい、この恐怖の具合はベア相場での下落のようだ。
While bull-market corrections are supposed to shock and scare,
bear-market downlegs start more subtlety. Instead of plunging fast
then stabilizing, bear selloffs start slow then gather steam later.
Bears begin in stealth mode, only gradually rolling over to
prevent fear from spiking. Without big fear to wake them up and
scare them out, investors complacently stay deployed as their losses
slowly and inexorably mount.
ブル相場での調整は衝撃的な恐怖を引き起こすが、ベア相場での下落はもっと微妙に始まる。急落してその後穏やかになるのではなく、ベア相場の下落は最初はゆっくりでその後勢いを増す。ベア相場というのはこっそりと始まり、徐々に下落して急激な恐怖を引き起こさない。恐怖や驚きを引き起こすこと無く、投資家は安心して露出のままで損失がゆっくりとすすむが確実に積み上がる。
ブル相場での調整は衝撃的な恐怖を引き起こすが、ベア相場での下落はもっと微妙に始まる。急落してその後穏やかになるのではなく、ベア相場の下落は最初はゆっくりでその後勢いを増す。ベア相場というのはこっそりと始まり、徐々に下落して急激な恐怖を引き起こさない。恐怖や驚きを引き起こすこと無く、投資家は安心して露出のままで損失がゆっくりとすすむが確実に積み上がる。
Like
the proverbial frog slowly being boiled alive, investors don’t
realize the peril their capital is in during bear markets until way
too late. The lack of normal bull-market-correction fear spike
during this latest correction-grade selloff disturbingly suggests
a new bear has awoken. And coming after such a massive and
largely-artificial QE-inflated stock bull, the fearsome bear QT has
to spawn should be proportionally large.
よく言われるゆでガエル状態で、ベア相場では投資家は資金の危機に気づかず、手遅れとなる。直近の調整級の下落は通常のブル相場での調整恐怖が無く、新たなベア相場の始まりを示唆している。そして巨大なQEで人工的に膨れ上がった株式ブル相場の後に来るのは、その規模に比例した恐ろしきQTベア相場だ。
よく言われるゆでガエル状態で、ベア相場では投資家は資金の危機に気づかず、手遅れとなる。直近の調整級の下落は通常のブル相場での調整恐怖が無く、新たなベア相場の始まりを示唆している。そして巨大なQEで人工的に膨れ上がった株式ブル相場の後に来るのは、その規模に比例した恐ろしきQTベア相場だ。
On
Christmas Eve the SPX was forced close to a 20% bear-cub loss at
2345. That level was first seen in February 2017, and represents
nearly 3/4ths of the post-Trump-election taxphoria rally being wiped
out. 30% would drag the SPX back down to 2052, which were November
2014 levels right after the QE3 bond monetizations ended. 40% would
crush the SPX to 1758, back to October 2013 levels killing 4.9 years
of gains.
クリスマスイブにSPXはベア相場入り口の20%下落で2345となった。2017年2月のレベルに戻った、そしてトランプ勝利後の減税熱狂上昇の3/4を失った。30%下落となるとSPXは2052で、これは2014年11月のレベルでありQE3債権買取が終わった直後だ。40%となるとSPXは1758となり、2013年10月のれべるであり、4.9年分の上昇を失う。
クリスマスイブにSPXはベア相場入り口の20%下落で2345となった。2017年2月のレベルに戻った、そしてトランプ勝利後の減税熱狂上昇の3/4を失った。30%下落となるとSPXは2052で、これは2014年11月のレベルでありQE3債権買取が終わった直後だ。40%となるとSPXは1758となり、2013年10月のれべるであり、4.9年分の上昇を失う。
But
after one of the biggest and longest stock bulls in US history, it
would be shocking if the subsequent bear didn’t lop off at least
50%. Especially given this bull’s artificial QE-inflated nature
in an era where QE-conjured capital is being destroyed by QT. A 50%
SPX loss from late-September’s peak would leave it at 1465. Those
levels were first seen in this bull all the way back in September
2012, 6.0 years earlier.
しかし、米国史上最大最長級のブル相場の後であり、その後のベア相場が少なくとも50%を失わないならそれは驚きだ。特に今回のブル相場は人工的にQEで膨らまされたわけで、それがQTで無くされている。9月末のピークからSPXが50%下落すると1465となる。このレベルが最初に見られたのは2012年9月のことで、6.0年も前のことだ。
しかし、米国史上最大最長級のブル相場の後であり、その後のベア相場が少なくとも50%を失わないならそれは驚きだ。特に今回のブル相場は人工的にQEで膨らまされたわけで、それがQTで無くされている。9月末のピークからSPXが50%下落すると1465となる。このレベルが最初に見られたのは2012年9月のことで、6.0年も前のことだ。
While a 50%+ bear warning may sound sensational or overly dramatic,
it’s actually fairly conservative. The SPX already suffered two
bear markets since the tech-stock bubble peaked in March 2000. The
first one ending in October 2002 mauled the SPX 49.1% lower over 2.6
years. The second one climaxing in the first stock panic in a
century drove a far-worse 56.8% SPX decline in just 1.4 years ending
in March 2009.
50%超のベア警告というのはセンセーショナルもしくはあまりにも劇的だが、それでも実際は控えめなものだ。2000年3月のテックバブルピーク後SPXはすでに2回のベア相場を経験している。最初のベア相場は2002年10月に終わったが2.6年をかけてSPXは49.1%下落した。二回目は世紀に一度と言われる株式混乱で絶頂に達したが、2009年3月にわずか1.4年でSPXは56.8%下落した。
50%超のベア警告というのはセンセーショナルもしくはあまりにも劇的だが、それでも実際は控えめなものだ。2000年3月のテックバブルピーク後SPXはすでに2回のベア相場を経験している。最初のベア相場は2002年10月に終わったが2.6年をかけてSPXは49.1%下落した。二回目は世紀に一度と言われる株式混乱で絶頂に達したが、2009年3月にわずか1.4年でSPXは56.8%下落した。
50%
bears are totally normal after large bulls, even when they don’t
have the amplifying dynamics of the first-ever colossal-scale Fed QE
and QT. This overdue next bear has a great chance of growing
bigger than normal after such a monstrously-grotesque bull.
Most investors won’t figure this out until too late. Unlike
bull-market corrections, high-fear VIX spikes soaring into the
40-to-50 range don’t ignite until later in bears.
大きなブル相場の後では50%のベア相場というのは全く普通のものだ、たとえかつて無い超弩級のFED QEやQTが無くともだ。すでに満を持した次のベア相場はこのような化物のようなブル相場の後では通常よりも大きくなる可能性がとても高い。多くの投資家は手遅れになるまでこの事に気づかないだろう。ブル相場の調整とは異なり、VIXが40−50となる大きな恐怖はベア相場終盤まで生じない。
大きなブル相場の後では50%のベア相場というのは全く普通のものだ、たとえかつて無い超弩級のFED QEやQTが無くともだ。すでに満を持した次のベア相場はこのような化物のようなブル相場の後では通常よりも大きくなる可能性がとても高い。多くの投資家は手遅れになるまでこの事に気づかないだろう。ブル相場の調整とは異なり、VIXが40−50となる大きな恐怖はベア相場終盤まで生じない。