武漢コロナウイルスの致死率

中国外の致死率
今日、初めてフィリピンで武漢ウイルスの死者が出た。現在中国外の検査確定感染者数は200人程度なので、致死率は0.5%となる。まだ死者一名で計算しており誤差はとても大きい。

湖北省での致死率
先日の政府機帰還者550名の感染率は1.5%だった。ここまで患者数が増えると検査確定患者数を採用するのは適当ではない。日本でのインフルエンザ感染者数も推定値だ、確定値ではない、疫病分析統計手法を使って推測する。湖北省6000万人も帰還者と同様の感染率とすると、推定患者数は90万人となる。今日時点で死者数は300名程度なので、致死率は0.1%以下と推測できる。

https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6

浙江省、広東省の致死率
湖北省についで確定感染者が多い浙江省600名、広東省600名においてまだ武漢コロナウイルスの死者は報告されていない。


これらを総合的に考えると、今回の武漢コロナウイルスの致死率は0.1%以下と推測するのが合理的だ。

報道を見ていると死者数増加報道ばかりが目立つが、日本でも毎年インフルエンザ感染者は1000万人程度でそのうち1万人が死んでいる。もっと言うと、人には寿命があり、日本では毎年100万人が死んでいる、死因の1%がインフルエンザということだ。

またSERSの時と同様に今回の武漢コロナウイルスに感染・発病する子供・若者は極端に少ない。

だからといって中国からの入国を自由にして良いとは思わない。中国政府が武漢コロナウイルスの全容を世界に説明するまでは中国からの入国は一時的に停止したほうが良い。中国外で日本が一番感染者が多いのは歴然とした事実だ。



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