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中国は5月に139トン輸入していた。

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  https://x.com/JanGold_/status/1804764595719966804 中国人民銀行の数値はこれまでも信用できない恣意的なものでした。7月なるとWGCからQ2の中央銀行購入量が開示されるでしょう。精錬所からのデータです。中国人民銀行のゴールド輸入データは税関を経ていないためにこれまでも不透明なものでした。

底は近い、と思う。

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 CoT報告の先物Open Interestがかなり下落し 436K枚になった、3月の上昇前と同程度だ。過去の例を見ると、Open Interestがここまで下がるとゴールド反転することが多い。 https://www.tradingview.com/x/Ev5uBis3/ トレンド追従型で相場を先導するManaged Moneyのネットポジションは152K枚と結構な量で強気だだが、買われすぎというほどではない。過去の上昇相場ではもっと買い込まれたこともある。 CoTは火曜日のデータだが、Open Interestは金曜にすでに反転し始めているようにも見える。 https://www.cmegroup.com/markets/metals/precious/gold.volume.html 現在の先物オプションを見ると、$2300に大きなPut Optionがあり、満期まであと10日なので、これがかなりな圧力になり、下支えをしていると思う。Max Pain Strike Priceは$2320まで増えている。 https://www.cmegroup.com/tools-information/quikstrike/options-open-interest-profile-metals.html 来月のオプションを見ると、Call優勢で、$2450に大きなCallがある。 $2500程度まで上昇してほしいが、そのためには新たな買い手が必要だ。各国中央銀行、中国、ベトナムの民間買い手に加え、ゴールドETFの買いに期待したい。GLDの現物ゴールドの下落は止まったように見えるが、この反転上昇が必要だ。 https://x.com/JanGold_/status/1801273425312285012 金曜にゴールド価格は多少持ち直したが、トレーダーの心理は悪いままで、金鉱株に反応はない。やはり先々週の中国人民銀行ニュースが強烈だった。GLDが買い込まれれば株式トレーダーなので金鉱株への見直しも進むと思う。

PPI下落でもゴールド下落は止まらず

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 オプションOGN4のexpirationまであと10日。今朝はゴールド先物が$2318まで下落した。Max Pain Strike Price $2315まであとわずか。このあたりで下落が止まってほしいが、単なる願望か・・・? 昨日のデータはまだ開示されていないが、水曜のデータを見ると$2300にPutの大きなスパイクがある。expirationまであと10日となり、かなりな圧力になるとおもうのだが。 https://www.cmegroup.com/tools-information/quikstrike/options-open-interest-profile-metals.html ここで止まらなければ、次の目安は5月3日の安値か?

昨日のCPI、FOMCを経て今日は下落基調

 先物は現在$2326。Max Pain Strike Price が$2315ですぐそこに迫っている。トレーダー心理は低調。次のトリガーになるのは来月の雇用統計、CPI,FOMCといったところか。たぶん来月の雇用統計も素晴らしいヘッドラインナンバーとなるだろうし、あまり期待できない。FOMCも良好な雇用統計を反映した政策になりそう。

深センのゴールドショップはまるでスーパーマーケットのような混雑

 CPIやFOMCは結果がでるまで推測のしようがありません。 最近のゴールド価格下落で深センのゴールドショップはまるでスーパーマーケットのようなぐあいだそうです。短い映像があります。 https://x.com/DavidLe76335983/status/1800658303560900917 https://x.com/DavidLe76335983/status/1800663402937012634 CPIやFOMCでさらなる大幅下落となると、深センのゴールドショップはさらに混み合うでしょう。

中国人民銀行のゴールド買いは止まったのか?

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金曜は、中国人民銀行が5月にゴールドを買わなかったという報道と、雇用統計でゴールドは大きく下落しました。 中国人民銀行のゴールド購入はこれまでも秘密裏に行われており、税関を通りません。そのため公式には中国人民銀行の開示しか知る余地がありません。 https://www.gainesvillecoins.com/blog/how-much-gold-does-china-own 対GDPでみると、中国のゴールド保有高は欧州や米国に劣るものです。ただしスイス、ロンドン等の精錬所からの発送先情報が四半期ごとにWGCから報告されるため、それを待つしかありません。また中国の税関報告ではまだ5月分の開示がされていません。 http://www.customs.gov.cn/customs/302249/zfxxgk/2799825/302274/302277/5668662/index.html この (13)2024年出口主要商品量值表で 貴金属が表示されます。4月分の開示は5月18日でしたので、5月分開示はまだ一週間くらいです。 今回のゴールド上昇のきっかけは中国の多量のゴールド購入なので、こういう報道がでるとトレーダーの心理を冷やしてしまうのも仕方のないところです。 もう一つの雇用統計はヘッドライン数値が良すぎて、家計調査と企業調査の全く逆乖離とか失業率が4%になったことなど市場は反応しません。 https://fred.stlouisfed.org/series/UNRATE 今日は多少反発していますがゴールドトレーダーの心理は悪化しており、FOMCでさらに売られる可能性もあります。Daily Cycle Low としては先物オプションでPutに大きなOIのある$2300か$2200が目安になるのかなあ。 https://www.cmegroup.com/tools-information/quikstrike/options-open-interest-profile-metals.html

中国人民銀行のゴールド購入

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Janによると、もともと中国人民銀行のゴールド購入は開示量よりも非開示量の方が大きく、非開示部分は4半期ごとのWGCによる精錬所からの報告を待たないとわからないということですね。 雇用統計はびっくりでした。 しかし法人調査と家計調査は大きく異なる。 雇用統計の数値は市場予想を4シグマも乖離するものです。

世界のゴールドETFへの資金が流入に転じる。

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  世界のゴールドETFへの資金流入がプラスになる。欧州が大きく反転した。ただし北米はまだ積極的な資金流入には至らないが、GLD+IAUの資金流出は止まったようにみえる。 下記リンクにアクセスするともっと長期の相関が読めます。 https://www.gold.org/goldhub/research/gold-etfs-holdings-and-flows/2024/06#from-login=1&login-type=google

当分はCall優勢

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 5月までと様変わりで、来年までずっとオプションではCall優勢です。さらなる勢いの良い上昇を期待してしまいます。 https://www.cmegroup.com/tools-information/quikstrike/options-open-interest-profile-metals.html Callオプションの直近スパイクは$2400で$2600より上には大きなスパイクがありません。

Daily Cycle Lowは過ぎたか? 次はどこまで上がる?

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 Daily Cycle Lowは過ぎ去ったように見えます。 次のDaily Cycle Highはどこまで上昇するか?明日の雇用統計や来週のFOMCをきっかけに3月4月の再来があればよいですが。

中国は何時までゴールドを買い続けるか?

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 このチャートが判りやすい。北京政府が公式に主張するゴールド準備と米国債の推移。このトレンドが続くなら、米国債をゼロにしないまでも、今の半額にするまでにもまだ数年はかかる。 https://x.com/PopescuCo/status/1797300837846331485

ゴールドはどこまで下がるか?

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 5月20日のピークから局所的に下落基調です。ただ多くの中央銀行や中国の個人需要はまだ強いままのようです。ベトナムでもゴールドブームで世界価格からのプレミアムが何割もあるそうです。ただ市場規模は中国ほどではなくその影響は限定的でしょうが。ベトナムは何度も戦火をへて管理通貨への信任が薄く、多くの人がゴールドに信頼をおいています。裏庭にゴールドを埋めていることも多いそうです。住宅の販売広告にはその価格をベトナムドン、米ドル、ゴールド重量で併記していたこともありました。 https://e.vnexpress.net/news/business/markets/gold-bars-sold-out-in-hanoi-hcmc-as-prices-skyrocket-4744572.html?utm_source=eVnExpress&utm_medium=social_Twitter&utm_campaign=sharelink_20240510&utm_c= 次の上昇前にどこまで下がるかですが、6月末先物オプションを見るとCall優勢で、Max Pain Strike Price は現在$2305です。長期間の値固めから次の価格レベルへの移行期にあることを考えると、先物価格で$2305を下回る可能性は低いと思っています。 https://www.cmegroup.com/tools-information/quikstrike/options-open-interest-profile-metals.html

中央銀行の準備金をみるとすでにゴールドがユーロを超えている。

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  https://www.gainesvillecoins.com/blog/gold-overtakes-euro-in-global-international-reserves 世界の中央銀行の準備金割合を見ると、すでにゴールドの割合はユーロよりも大きい。米ドルを超えるのも時間の問題だ。 中国人民銀行が米国債を売ってゴールドを買うのも、80年代までは世界の中央銀行が普通に行っていたことだ。

インフレは収まっていない。

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 現在のCPI推移をみるとFEDの言う2%目標に収まりそうにはありません。実際現在の金利政策はまだ緩和的で、政府の大判振る舞いもあり、M2はコロナ騒動以前のトレンドを大きく超えたまま漸増し始めています。大統領選挙もあり、パウエルは今後利上げはないと言明しており、利下げ期待が高まっています。 In Gold We Trust 2024(20ページ目)では1970年代のインフレ推移と現在2024年のインフレ推移を重ね、もっと大きなインフレがこれから来そうだと示唆しています。 https://ingoldwetrust.report/in-gold-we-trust-report/?lang=en 当時は数年間でゴールド価格は7倍になりました。直近のCPIのピーク値と比べると、今回は次のピーク、今後数年、でゴールドが5倍程度になることが期待されます。 ミシガン大学の調査ではインフレがFED目標の2%に落ち着くと期待されず、最近では期待値が増え始めています。

FEDはM2増加を容認している。

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 M2はコロナ騒動以前のトレンドを大きく超えて増加し始めている。これでインフレが納まると考えるのはあまりに楽観的だ。 https://x.com/RealEJAntoni/status/1795501656206901363

7月ものオプション(6月末expire)はCall 優勢

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 6月ものオプションは昨日expireしました。今月末expireのオプションはCall優勢です。 https://www.cmegroup.com/tools-information/quikstrike/options-open-interest-profile-metals.html option writeの圧力が生じるのは満期まじかですし、6月ものに比べてOpen Interestが少なく、圧力は弱いでしょう。 また、7月もの以降はどの月もCall優勢です。ゴールド価格上昇に賭けるoption traderが優勢です。

明日expireするオプションのIntrinsic valueが安くなる。

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 6月オプションはその規模が大きく、writerの意図がかなり反映されました。$2400の大きなCall Optionがout of the moneyになり、ゴールド価格が過去最高値だったときに比べてIntrinsic valueが安くなり、option writer (オプションの売り手)にとっては有利になりました。また彼らのShortはすでに買い戻されているはずでこちらでも利益が出ているはずです。これ以上ゴールド価格が下落してもMax Pain Strike Price $2275がすぐ近くにあり、Intrinsic Valueの大きな下落は望めません。 多分これから起きるのは、option writerのshortsを追い、逃げ遅れたショートのカバーだと思います。

中国のゴールド買いはいつまで続くか

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 先日のJanの報告で、最近の中国のゴールド輸入量は驚くものでした。そもそも中国は世界最大のゴールド産出国(年間400トン程度)でありながら、ゴールド輸出を禁じています。また世界の金鉱山算出量は3000トン程度なので、中国以外の年間ゴールド産出量は2600トン程度です。かつてはゴールド価格が安くなると輸入し高いときには輸入を減らすという方針でした。ところがウクライナ戦争以降、ゴールド価格に関係なく輸入する、と政策が変わったようです。下のグラフで紫バーがそういう月を示しています。2024Q1の総輸入量は500トンにもなります。この傾向が続くとすると年間2000トンにもなります。4月に多少減りましたが、それでも125トン輸入しています。世界のゴールド産出量の大半を中国が輸入することになります。 私としてはこの傾向が本当に今後も続くのか?が気になります。先日の台湾封鎖訓練や欧米がロシア資産没収に前向きな報道を見ると、この方針がそう簡単に変わるとは思えません。米国の対中国制裁はまだ関税100%程度ですが、もし中国が軍事的挑発をしていると米国がみなせば、中国の資産没収ということにもなりかねません。

金鉱山会社は先物ヘッジに興味がない。

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 普段は投機筋のネットポジションしか見ていないのですが、CoTリポートのProducerポジションをみるとヘッジ量がとても少なくなっています。先物市場はもともとコモディティ業者が商品価格をヘッジすることを目的に開設されたものです。産金業者はゴールドに先安感があると何ヶ月か先のshortsでヘッジします。ところが最近のProducerネットポジション(ゴールドの売り手なのでネットショートですが)とても少なくなっています。彼らに先安感は無く、ヘッジに興味が無いようです。過去を振り返るとProducerのヘッジが少なかったのは2015年遅くと2018年遅くでした。 https://x.com/jack_hoogland/status/1794602835293962336

中国のゴールド需要は引き続き強力

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Jan Nieuwenhuijsの最新記事が公開されました。Google翻訳の質が高く、違和感なく日本語で読めます。 https://www.gainesvillecoins.com/blog/strong-pboc-chinese-private-sector-buying-boosts-gold-price  WGCによる世界の中央銀行ゴールド購入は堅調です。 WGCの報告ではどの中央銀行かまでの内訳は開示されていません。Janによるとその大半は中国人民銀行ということです。 Janの調査によると中国人民銀行はすでに5,542トンのゴールド準備をしているそうです。 このグラフはJanの昨年のリポートに掲載されたものです。 中国の民間部門の需要も強く、4月の輸入量はやや減少したというものの125トンあります。 ブルームバーグによると北京政府はQ1に過去最高の$53Bの米国債を売却したそうです。中国の外貨準備は$3.2兆ドルあり、ゴールド買付能力はまだ十分あるとJanは見ています。 ちょっとした疑念があります。 中国中央銀行の公式ゴールド備蓄は2000トンです。これがすでに5000トンあるとするとどこかの時点で公式備蓄量を増やすのでしょうか?そのときその数値を皆がどう信じるのか?もっともそれは米国が8000トンを備蓄しているというのも同様です。ここ何十年か米国備蓄量は監査されてないようです。またたとえ監査されてもそれを誰がどう信じるかというのは同じです。 米国はゴールド備蓄を増やさないためにいつかは中国の備蓄量が追い越すときが来るでしょう。中国は世界一の産金をほこり、年間400トン程度算出しています。そのうえ毎年1000トンを輸入しています。中国の備蓄量が米国をこえるとき、中国としてはゴールド価格の上昇は望ましいものになるでしょう。

後講釈ですがCall Option $2400がout of the money になりました。

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 後講釈なんですが、6月option(5月28日 expire)の$2400 Call Optionが out of the moneyになりました。6月optionは特にOpen Interest が大きい。きっかけはFED高官の発言のようですが、Option Writerにはまちかまえていたものでしょう。 ただ、これも今月末のexpireをすぎれば圧力は無くなると思います。

長期に渡る値固め後のブレークアウト

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 長期に渡る値固め後のブレークアウトで新高値の連続状況。過去に似たパターンを探すと、2000年代に似ている。 ウクライナ侵攻に伴い、ロシアに対する資産制裁をみて多くの中央銀行がゴールドを購入している。中央銀行の買いが2022,2023と連続して1000トンを超えており、今年Q1もその傾向は続いている。この傾向はそう簡単に収まらないような気がする。 https://x.com/CrossAssetChart/status/1793183327949644066 世界の中央銀行はこれまで外貨準備として米国債を持ってきたが、近年米国債を減らし、ゴールドを増やしている。 その筆頭が、ロシア、そして中国、トルコと続く。 また、中国はゴールドの輸出を禁じており、輸入するだけだ。個人投資家の需要が高く、年間1000トンペースで輸入している。今年Q1もその傾向を引き継いでおり、これもすぐに収まるとは思えない。 https://www.gainesvillecoins.com/blog/pboc-secretly-bought-record-735-tons-of-gold-2023 今年Q1で、すでに500トンを超えて輸入している。このペースが続くなら年間2000トンにもなる。世界の金鉱山の年間算出量は3000−4000トン程度なのだ。金鉱脈は衛星画像探査などが進み近年大規模鉱脈が発見されることはほぼない。また金鉱脈が発見されても、操業までには通常20年程度を要し、すぐに増産できるわけではない。 直近の情報では4月の輸入量は3月に比べて30%下落したそうです。 https://www.morningstar.com/news/dow-jones/202405212617/chinas-gold-imports-fall-as-surging-prices-seasonality-dim-metals-appeal https://nz.finance.yahoo.com/news/china-gold-imports-slow-record-022317325.html これまでゴールド価格を主導してきた米国先物市場やゴールドETFに過熱感がないのがさみしいが、逆に考えると、まだ大きな買い手が残っていると見ることもできる。 というわけで、年内に$3,000/オンスになっても...

2020年2月のような出来事を待っている。

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 不景気になり株価が下落するとゴールドも売られる。しかしその下落はほんの少しですぐに回復する。現物ゴールドを長期に持っているときはさほど気にならない。むしろ買い増しのチャンスだ。 一方金鉱株は一般株式の下落に大きく反応する。ニューモント・マイニングはSP500にも採用されているので、さもありなんだ。 一般論だが、FRBが金利を引き下げ始めると、ゴールドが局所ピークを迎え、株価は下落し底を迎える。この株価底値のすこし前にゴールドも金鉱株も底値を迎える。 2020年はじめには中国でコロナが大騒ぎになり、またCMEオープンインタレストもManaged Moneyのネットポジションも買われ過ぎでとてもわかり易かった。金鉱株ショートのタイミングもその後の底値でのロングタイミングもわかりやすかった。特に底値が金曜・月曜になり週末に十分に考える時間があった。 今回はゴールド価格を動かしているのが中国で、CME先物にもGLDやIAUに過熱感がなく、タイミング把握が難しい。 米国十年債の金利下落やSP500の下落、VIXが目安となるだろうか? 2008年にも同様のことが起きている。FFR利下げをきっかけに、ゴールド局所ピークその後株価下落、金鉱株下落、株価底値の前に金鉱株底値。ただこのときは出来事の進行が2020年ほどに早くなかった。十分に考える時間があった。また、このときもゴールド価格を主導しているのはCME先物だったのでOpen InterestやManaged Moneyのネットポジションを見れば過熱感を把握しやすかった。 FFR利下げは株式にとって良い出来事ではない。FRBは株価を上げるために利下げをするためではない。経済の先行きに不安を持ち利下げをするわけだ。すでに、もうずいぶんと長期間にわたりLeading Economics Indexはマイナス状態なのだ。

GDXJ/GDXの比率がサポートレベルに達するとその後ゴールドの強いラリーに

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 GDXJはボラティリティが大きく、安値からの上昇が大きいのですが、トレーダーの心理として、安いときに買いづらい。結果としてゴールド上昇の起点となるようです。 GDX/GLDとかGDXJ/GLDも同様の指標になります。 https://x.com/i3_invest/status/1792615665179779289

上昇しているのはゴールドだけではない。

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 私はゴールド価格に注目していますが、上昇しているのはゴールドだけではありません。コモディティ全般が急上昇しています。シルバーの上昇も主導しているのは上海市場です。CMEの価格に比べて15%もプレミアムがあるそうです。 裁定取引が機能しないのが不思議です。 https://x.com/zerohedge/status/1792500955780448413

昨日のゴールド上昇はvolumeを伴っている。

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 2月からのゴールド上昇にはvolumeが伴っている。昨日のvolumeも大きかった。 しばらく上昇が続きそうだ。ただ、一本調子で上昇となることは一般的にないだろう。 今考えられるシナリオは 5月末 option expireで上昇 6月11,12  FOMCハト派姿勢で上昇 買われ過ぎとなる。 その後7月に浅い調整。 ゴールド価格上昇に伴い、GDXに資金が戻り始めている。 https://etf.com/etfanalytics/etf-fund-flows-tool-result?tickers=GDX&startDate=2024-01-01&endDate=2024-05-22&frequency=DAILY ゴールドETFの現物ゴールドが増える傾向が確認できると、さらにGDXへの資金回帰が本格的になると思う。 DATE Gold($) GLD+IAU(tonn) GLDphys IAUphys 2024/05/20 2419.8 1220.52 838.54 381.98 2024/05/17 2402.2 1220.52 838.54 381.98 2024/05/16 2377.0 1215.10 833.36 381.74 2024/05/15 2357.1 1215.10 833.36 381.74 2024/05/14 2354.5 1213.67 831.93 381.74 2024/05/13 2343.5 1212.93 831.93 381.00 2024/05/10 2372.2 1212.93 831.93 381.00 2024/05/09 2324.7 1212.18 830.47 381.71 2024/05/08 2308.1 1213.12 830.47 382.65 2024/05/07 2318.7 1213.12 830.47 382.65 2024/05/06 2293.5 1215.19 832.19 383.00 2024/05/03 2293.6 1213.47 830.47 383.00 2024/05/02 2288.0 1212.60 829.60 383.00 2024/05/01 2301.6 1214.27 831.04 383.23 2024/04/30 ...

中国は今後どれくらいゴールドを買うのだろう?

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 中国は2022,2023と年間1000トンのゴールドを買っています。今年2024Q1も250トン程度購入しているので、まだペースは衰えていません。その一方で米国債を売却、実際には積極的な売却ではなく満期になった米国債を買い替えせずに同等のゴールドを輸入しています。 ではこの米国債売却ゴールド買いの政策を維持するとするならば今後どの程度のゴールド購入が予想されるでしょう。現在、米国債を$900B程度保有しているので、年間1000トン程度の購入ならまだ10年はゴールドを買い続けられます。 年間$80B程度のゴールドを輸入しています。かつてはゴールドが高いときに輸入を控え、安くなると輸入を増やしていました。しかし2020年ころから政策が変わり、とにかく買うという方針のようです。 1g=         ¥13,000-             $80- 1kg=         ¥1,300万円          $80k 1トン=          ¥130億          $80M 1000トン=     ¥13兆          $80B https://www.gainesvillecoins.com/blog/pboc-secretly-bought-record-735-tons-of-gold-2023 」 かつてはゴールド価格が高いときには輸入せず、安くなると輸入してきました。ところが2022年ころから方針が変わったようです。下の紫の棒グラフでは価格が上昇したにもかかわらず輸入が増えています。

Leading Economic Indexは長期にわたりマイナス。次の利下げをきっかけに株価下落。

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 今年2月が例外だったが、ずいぶんと長い期間景気先行指標Leading Economic Indexはマイナスのままだ。SP500とかNASDAQが高値を続けているのも、FEDの金融政策がまだ緩和的ということだろう。 https://x.com/LizAnnSonders/status/1791486956632703482 パウエルは利下げをしたい姿勢をいつも見せている。今後利上げはないと声明をだしているし。 今後利下げをきっかけに株価下落が始まると思っている。 https://fred.stlouisfed.org/graph/?g=1o45V #FRED @stlouisfed

政府債務が増えた国は金融抑圧しか選択肢がない。

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第二次大戦後、米英日ともに戦時の多額債務が積み上がりました。この多額債務解消にはどの国もインフレ税にたよる金融抑圧政策で対処しました。 Lyn Aldenが米国の例をしめしています。  https://x.com/LynAldenContact/status/1792241657078796396 戦時国債発行により、マネタリーベースが急増しました。   FRBは債権を多量に引き受けました。このときも直接引き受けるようなことをせず、政府が市場に売却した国債をFRBが買い取りました。 不況で株価が下落したときにはインフレは沈静化しましたが、その後の景気回復でまたインフレが再燃し、何度も高インフレに見舞われています。それでもFRBは低金利を維持しインフレを容認しています。これが金融抑圧です。 インフレ抑制のために金利を上げると政府利払いが発散的になるため、こういう政策しか取りようがありません。金融抑圧の副作用は通貨の購買力低下、そのための為替下落です。しかし米国は基軸通貨のために為替の基準として存在します。英ポンドは戦後時間をかけて、対ドルでたしか1/10になりました。日本は敗戦国なので1ドル360円で固定されていました。たしか戦前には1ドル4円程度だったはずで、1/100くらいの通貨安になりました。 インフレは物価の変動率をしめすもので、インフレが沈静化しても物価は下には戻りません。 米国でも物価は10年で倍になりました。 米国もコロナ騒動の過剰な財政拡大の付けを払わされています。今のようなFFR5%を継続すると政府債務利払いが発散的になり、財政持続ができなくなります。早晩インフレ容認低金利政策にせざるを得ません。 日本も同様でしょう。米国以上に対GDPでの債務比率は高く、インフレ税で債務返済をせざるを得ないのです。 政府債務増大に、歳出削減とか増税で対処した国はないと思います。政治的にはインフレ税しか選択肢はありません。