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さらに巨額のタームレポ需要があり、流動性危機継続

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Another Massively Oversubscribed Term Repo Confirms Persisting Liquidity Woes by Tyler Durden Thu, 02/06/2020 - 08:44 Two days after dealers unexpectedly flooded the first reduced term-repo (from $35BN previously to $30BN) offered by the Fed, the liquidity shortage in the repo market - which was supposed to be temporary and few if any strategists said would continue beyond year-end - persists, and today the Fed announced that in its latest 2-week term repo (maturing Feb 20), it was $57.25BN in submissions ($35.75BN in TSYs, $21.5BN in MBS) for a maximum $30BN in available reserves. 当初FED供給が削減($30Bから$35Bへ)されたタームレポにディーラーが予想外に殺到してから二日後、一時的と思われていたレポ市場での流動性不足が継続し、今日になってFEDは直近2週のタームレポを開示した(2月20日満期)、なんと$57.25Bにもなる($35.7B政府短期証券、$21.5BのMBS)一方準備していたのは最大で$30Bだった。 This means that for the second time in three days, the term repo operation saw a massive oversu...

コロナウイルスに関する最新中国政府公式発表はとても奇妙だ

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There Is Something Very Strange In The Latest Chinese Official Coronavirus Numbers by Tyler Durden Wed, 02/05/2020 - 19:20 Moments ago, China's National Health Commission released the latest daily coronavirus epidemic numbers for February 5. さきほど、中国国家衛生局がコロナウイルスに関する最新データを開示した、2月5日のものだ。 What they showed is that the total number of deaths jumped by the biggest daily total since the start of the epidemic, rising by 73 to 563, while the total number of cases on the mainland rose by 3,694, surprisingly a welcome modest decline from the 3,890 increase reported yesterday, which nonetheless brought the total Chinese cases to the highest yet, or 28,018. 感染開始以来、一日の死者数増加は最大のもので、73増え563となった、中国本土での確認感染者数は3,694増えた、驚くことに前日の3,890増加と比べると穏やかなものにな...

別の視点から全人代開催を考える

習近平の権威・権力の視点から全人代開催への論評がなされている。 でも視点を変えると、もし全国人民代表会議をいつものように北京で3000人の代表で開催すると全国コロナウイルス交換会になるのは明らかだ。そんなことをするわけがない。 では、今年は嗜好を変えて全人代は3000人のネット開催ならあるかもしれない。皆アバターで参加して習近平アバターが壇上からスピーチする、こういうコンピューターグラフィックをファウエイが作るのはお手の物だ。例年同等以上の美しい「絵」が見られる。そもそも全人代は議論をするような場ではなく上意下達を民族服を着た「全人民」が拍手で承認するものだ。 これを見て全国民はふと思う。なんだコンピュータグラフィックスで十分じゃないか。

流動性パニック:レポ危機始まり以来で最大のタームレポ需要となる、FEDは$94.5Bを注入し対処した

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Liquidity Panic: Term-Repo Most Oversubscribed Since Start Of Repo Crisis As Fed Injects $94.5BN by Tyler Durden Tue, 02/04/2020 - 08:45 Update : confirming that liquidity is indeed quite scarce to start the month of February, moments ago the Fed also conducted its overnight repo which saw a whopping $64.45BN in liquidity injected... Update: 2月の月初にたしかに流動性が極端に枯渇した、先程FEDが一夜ものレポ市場に介入し、なんと$64.45Bを注入した・・・ ... and which together with the massively oversubscribed $30BN term repo discussed below, means the Fed has injected $94.45BN in liquidity for today's market needs. ・・・それと同時に巨額の$30Bタームレポ需要があり、今日だけで市場の要求に応じて$94.45Bの流動性を注入した。 * * * After several relatively uneventful reverse-repos to close off the month of January, which saw a gradual decline in submission, February has started off with a bang. 比較的平穏にリバースレポ市場は1月を終えたが、2月になって大暴れが始まった。 ...

FEDのQE4による危険な株価操作 by Zeal

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最後の2段落だけ訳をいれておきました。 Fed’s Risky QE4 Stock Ramp Adam Hamilton     January 31, 2020     3567 Words The US stock markets dramatically surged mostly in a straight line since mid-October.  This extraordinary rally started when the Federal Reserve announced it would resume expanding its balance sheet for the first time in years.  The deluge of new liquidity from that quantitative-easing bond buying has again acted like rocket fuel for stock markets.  After shooting vertically they are in real trouble when the Fed pulls back. In early October the flagship US S&P 500 stock index (SPX) slumped to 2888.  That was a mild 4.6% pullback from late July’s latest record high.  The SPX was still having a great year though, up 15.2% year-to-date at that point thanks to extreme Fed easing .  After the SPX had plunged 19.8% mostly in Q4’18 in a severe near-bear cor...

武漢コロナウイルスの致死率

中国外の致死率 今日、初めてフィリピンで武漢ウイルスの死者が出た。現在中国外の検査確定感染者数は200人程度なので、致死率は0.5%となる。まだ死者一名で計算しており誤差はとても大きい。 湖北省での致死率 先日の政府機帰還者550名の感染率は1.5%だった。ここまで患者数が増えると検査確定患者数を採用するのは適当ではない。日本でのインフルエンザ感染者数も推定値だ、確定値ではない、疫病分析統計手法を使って推測する。湖北省6000万人も帰還者と同様の感染率とすると、推定患者数は90万人となる。今日時点で死者数は300名程度なので、致死率は0.1%以下と推測できる。 https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6 浙江省、広東省の致死率 湖北省についで確定感染者が多い浙江省600名、広東省600名においてまだ武漢コロナウイルスの死者は報告されていない。 これらを総合的に考えると、今回の武漢コロナウイルスの致死率は0.1%以下と推測するのが合理的だ。 報道を見ていると死者数増加報道ばかりが目立つが、日本でも毎年インフルエンザ感染者は1000万人程度でそのうち1万人が死んでいる。もっと言うと、人には寿命があり、日本では毎年100万人が死んでいる、死因の1%がインフルエンザということだ。 またSERSの時と同様に今回の武漢コロナウイルスに感染・発病する子供・若者は極端に少ない。 だからといって中国からの入国を自由にして良いとは思わない。中国政府が武漢コロナウイルスの全容を世界に説明するまでは中国からの入国は一時的に停止したほうが良い。中国外で日本が一番感染者が多いのは歴然とした事実だ。

武漢ウイルスの今後

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第一次、第二次チャーター便で帰国した400人の内武漢コロナウイルスに感染していた人は5人でした。この集団では感染率は1%程度です。これが湖北省、人口6000万人、の感染規模と同等と考えると湖北省の感染数はすでに60万人程度と推測できます。この規模の流行になると、人口6000万人を全員検査し感染数を確認することは不可能ですから、これからも実確認感染数が60万人となることはありえず、感染数は統計的に推測するしかありません。ただしこの数字もそれほど驚くほどではありません。日本は人口1億ですが、毎年インフルエンザに1000万人感染しており、インフルエンザが流行る時期には1週間に100万人程度感染数が増えています。この数値はどれも統計的推測数です。日本でも1億人全員の検査をすることなど不可能ですから。 次に気になるのは致死率です。現在中国で武漢コロナウイルスによる死者は200人程度と報告されています。人によっては中国のデータは信頼できない、もっともっと多いはずだと言うはずだという人もいますが、性善説に基づいて考えます。普通の医療従事者なら重篤患者から検査をするはずで、死に至る可能性のある人を検査しない可能性は低いと思われます。見逃しがあるとして死者を600人と推測すると、感染者60万人の0.1%になります。 日本でも毎年のインフルエンザ感染数は1000万人程度であり、インフルエンザの死者は1万人程度です。 https://www.buzzfeed.com/jp/akifumiimamura/influenza-juushouka ということで、この試算では致死率はインフルエンザと同程度ということになります。 ただし、今後の感染率は不明です。日本のインフルエンザでは人口の10%が感染する程度で収まります。人間の免疫力のおかげです。幸いなことに今回の武漢コロナウイルスはSARS同様に若い人への感染率は極端に低いものです。インフルエンザは学校で集団感染しますが、SARSや武漢コロナウイルスにそういうことはないようです。 感染率は100%を超えることはありません。最悪でも人口が0.1%減るくらいでしょう。 武漢ウイルスの感染状況を準リアルタイムでここで確認できます。平癒者数も開示されています。感染後平癒したひとは免疫を獲得し再度感染することはありません。積算感...

新型肺炎の今後の推移はどうなる?

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私は中国語が読めないのですが、中華人民共和国国家健康衛生委員会が毎日新型コロナウイルス肺炎のデータを開示しており、biancoreserach.comがまとめています。 https://www.biancoresearch.com/coronavirus-growth-rates-and-market-reactions-2/ これを見ると、Quarantine増加に従いこれまで認定患者数は毎週約100倍のペースで増えています。すでに1月28日時点でQuarantine 数は6万人にもなっており、感染懸念のある人全員の検査が行われているのかどうかは疑問です。当然当初は重篤な人から検査するでしょう。今後検査体制が充実するにつれて検査母数が増えると思われます。英語でQurantineと書いていますが、本当に6万人を隔離しているのかどうか疑わしいところです。いま武漢では突貫工事で隔離病棟を作っていますがそれも数千床のレベルです。感染者の数が現在のペースで増えるとなると、今後4週間で感染者数は5000万人のレベルになります。もしこのレベルになると、新型コロナウイルス肺炎を封じ込めることはできず、人類はこの病気と共存することになるのでしょう。 ただし、たとえ感染者数5000万になっても、そのうち97%以上は回復するわけです。現在、致死率は3%程度と言われており、感染しても残り97%の人は自らの免疫力で回復します。一旦回復した人は新型コロナウイルスに対する免疫を獲得するのでウイルス変異が無い限り再度感染することはありません。5,6週たつと中国国内にウイルスを感染させる人がいなくなるはずです。こうなると定常状態になります。 https://www.zerohedge.com/health/blain-its-not-about-infection-rates-or-mortality-economic-damage-already-very-real 一方最近の報告によるとすでに感染者の数で見ると湖北省とそれ以外の省での感染者数は同程度になっており、すでに武漢での封じ込めはできないようです。 https://m.weibo.cn/status/4466138291262585?#&gid=1&pid=1 日本の報道はどれも恐怖...

金鉱株バリュエーション by Zeal

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最後の2段落だけ訳を入れました。 Gold-Miner Valuations Adam Hamilton     January 24, 2020     3132 Words The gold miners’ stocks have spent the past half-year mired in a high consolidation.  They haven’t been able to break out, but aren’t breaking down either.  This technical purgatory is working to slowly bleed off overboughtness and rebalance sentiment.  This necessary process to eradicate greed from the last upleg peak is never exciting.  But today’s low gold-miner valuations reveal great upside potential in their next upleg. The world’s leading and dominant gold-stock trading vehicle and benchmark is the GDX VanEck Vectors Gold Miners exchange-traded fund.  It commanded $13.2b in net assets in the middle of this week, 2.7x larger than its next-biggest competitor GDXJ.  The major gold miners’ stocks included in GDX soared this past summer, blasting higher after...