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次の10年、ほとんどのファイナンシャルプランはまずいことになるだろう

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  The Next Decade Will Likely Foil Most Financial Plans by Tyler Durden Tuesday, Jan 26, 2021 - 15:20 Authored by Lance Roberts via RealInvestmentAdvice.com, There are many individuals in the market today who have never been through an actual  “bear market.”  These events, while painful, are necessary to  “reset the table”  for outsized market returns in the future. Without such an event, it is highly likely the next decade will foil most financial plans. 現在の市場参加者の多くは本当の「ベアマーケット」を経験していない。こういう事が起きると、痛みを伴うが、将来の大きなリターンを可能にするために必要なちゃぶ台返しとなる。これがないと、多くのファイナンシャルプランは今後10年ひどいことになりそうだ。 No. The  March 2020 correction  was not a bear market. As noted: 2020年3月の調整はベアマーケットと呼べるようなものではなかった。以前にも指摘したが: A bull market  is when the price of the market is trending higher over a  long-term period. ブル相場とは長期に渡り市場価格が上昇するものだ。 A bear market  is when the previous advance breaks, and prices begin to  trend lower. ベア相場とはこれまでの上昇が止まり、市場価格が下落し始めることだ。 The chart below provides a visual of the distinction. When you look

ゴールドETF、ゴールド先物ポジション確認 12月5日

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先週火曜時点のCoT報告が日本時間土曜朝に開示されました。  先物投機筋のLONGは少し減っていますが、SHORT解消と相殺すると、ネットでは少しポジションが増えています。一方ゴールドETFからは大きな資金流入が続いています。投機筋LONGがこの程度の量、400K枚近く、ありながら、今が次のゴールド上昇の起点かというと疑念があります。できれば今年4月レベルにまで下落してほしいのですが・・・,ただし実時間で今が本当に底かどうかを判断するのは無理で、あとになって振り返らないとわかりません。 また実際に興味があるのは金鉱株ですが、GDXもGDXJも株価が下落している頃からかなりな資金が流入しています。場中の価格推移を見るとわかりますが、その日の高値は開場直後に起きています。たぶん(素人による)成り行き買い注文が出て、それに経験豊富なトレーダーが対応している、と理解しています。 実際、GDXもGDXJも資金流出を経ることなく大きな資金流入となっており、現在のような資金流入状態が次の上昇の起点になることには違和感があります。 とはいいながら、さらに大きな下落が来るかもしれないことは承知で少しずつ階段状にGTC買いを設定しました。

ゴールド先物ポジション確認12月1日

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 ゴールド1800ドルの大台を超えるのに心理的抵抗がありましたがそれを超えると200DMAも8月からの下落トレンド下値抵抗線も超えました。ではこの下落はここで終わりか、まだ下落が続くのか、これが最大の興味です。特に、11月23,24日の比較的大きな下落は誰が売ったのか気になります。 ゴールドETFはその現物保持高が毎日開示されますが、ゴールド先物ポジションに関しては火曜閉場時のデータが金曜遅くに開示されます。ところが先週は祝日があったため、24日閉場時データ開示がつぎの月曜遅くになりました、日本時間で数時間前のことです。 これを見ると先物投機筋LONGはまだ385K枚もあり、その前の週393K枚とそう変わりません。先物投機筋は売り込んでいなかったのです。まだ400K枚に近くAll-in状態です。というわけでこの1週間ほどの下落はゴールドETFによるものでした。たしかにGLDからの資金流出はかつて無い速さのままです。少なくとも昨日までをみてGLDからの資金流出は止まっていません。これがいつ反転するかですが、GLD、IAUトレーダーがどの時点でゴールドが安すぎると感じるかはよくわかりません。一方先物投機筋のLONGでは彼らはとても強気でAll-in状態です。ただいまは弾が尽きた状態でこれ以上の買い増しの可能性は低いと思われます。 相場なので絶対は無いですが、過去のゴールド上昇の起点を見ると投機筋LONGがもっと少ない時点から上昇が始まっています。例外は今年年初からの上昇ですが、このときはゴールドETFに急速に資金が流入しています。 私が興味があるのは金鉱株ですが、GDXJは200DMAに触れた後、ゴールド下落にも関わらず、反転上昇しています。金鉱株トレーダーはゴールド下落はもうこれ以上の下落の可能性は低いと見て買い優勢です。 これはGDXJ / GLD を見るともっと顕著です。 これと裏返しのことが今年7月にも起きています。ゴールド価格が上昇したにも関わらずもうゴールド上昇は天井だとみてGDXJが売り込まれました。ただしこれは何度も繰り返されています。GDXJの本当の天井は8月に入ってからでした。事前に天井値や底値がいくらでそれがいつ起きるのかを事前に予想するのはできることではないのです。ただしこういうゴールド価格と金鉱株の逆行が起きるということは底が近いということです

地球温暖化と電気自動車

 先日のNHKニュースで二酸化炭素濃度が観測依頼過去最高になったと報道していた。でもハワイの二酸化炭素観測数値は観測当初1950年代から単調増加だ。減ったことはない。地球の環境変化は数十年の数値で判断できるものではない。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%8A%E3%83%AD%E3%82%A2%E8%A6%B3%E6%B8%AC%E6%89%80 この二酸化炭素濃度増加という事実を受け止めながら1960年代、70年代の少年雑誌の特集は毎年、これから小氷河期が来ると言うものだった。これは少年雑誌が出鱈目だったわけではなく、気象学者の共通見解だった。当時米国TIME誌の特集にも氷河期がやってくるというものが取り上げられていた。これをどう回避するかで、北極に炭を撒けば太陽熱を吸収して温暖化する、と真面目に議論されていた。皮肉なことに今は、北極に降り落ちるススで温暖化が促進すると、お馬鹿さんな研究者が論文を書く。 気候予想に大きな転機が訪れたのはゴア副大統領のときだ、クリントンが不倫騒動で身動きがとれないときにゴアのやり放題となった。彼は天才的ひらめきで温暖化予想を広めることにした。科学研究予算は温暖化予想を裏付けるテーマにだけ出し、これまでの大勢派であった寒冷予想研究者を締め上げた。議会で、温暖化の兆候など無い、と証言した国立研究所庁は即刻クビにした。 この業績で彼はノーベル賞をもらい、「不都合な真実」で世界的興行成功を収めた。一族が石油会社を経営しているが、温暖化ヒステリーのおかげで石油価格を高値に釣り上げることもできた。石油需要が膨大だったあの第二次世界大戦当時でも石油価格高騰はなかったのに、実に巧みだ。 http://www.garbagenews.net/archives/2332069.html 気象学者の間では炭酸ガスが温暖化をすすめるのではなく、地球の気温が上昇するときに1000年遅れで期中の二酸化炭素濃度が増えることが知られている。海水の二酸化炭素が出てくるのだ。生ぬるいビールで気が抜けるのと同じ原理だ。 最近、温暖化対策と称して電気自動車がもてはやされる。NHKのニュースでは温暖化対策で電気自動車が必須のように伝える。 でも、電気自動車で二酸化炭素を出さないためには原子力発電所

ゴールド先物ポジション確認

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昨日ゴールド価格がかなり下落しました。しかしまだ200DMAには達していません。  8月はじめの天井後、下落トレンドにあります。ファイザーがワクチン開発を発表した日には株式市場が沸き立ち、その影響がゴールド市場にまでおよびましたが、二日後にはすぐに調整下落トレンドに戻っています。 必ずしもゴールド価格が200DMAを超える必然は有りません。前回の長期ブル相場、2001年から2011年までの長期ゴールドブル相場では200DMAがサポートレベルとなり10年間上昇を続けました。ただしこのときも市場が加熱した後には数か月の調整となり一旦200DMAを下回ってから次の上昇起点となることが度々でした。 2015年末からの現在のブル相場を見ると次の上昇起点のヒントになるかもしれません。(ならないかもしれません!?、相場が過去を必ず繰り返すなら市場参加者は皆大金持ちです。) 一方で、GDXJはすでに昨夜200DMAをよぎりました。金鉱株投資家のeuphoriaが揺らいできているということでしょう。普通はさらに悲観に傾いてから次の上昇起点となります。GDXJの次の上昇の起点ですが、今回のブル相場の様子を振り返るとヒントを得られるかもしれません。このチャートには直近数日のデータが取り込まれていません。 では、ここでゴールドの主要な受給を示す先物投機筋のポジションとゴールドETF(GDX+IAU)の現物保持高を見てみましょう。 まず、ゴールドETFですが、8月始めの天井までは多くの資金が絶え間なく流入していました。しかし8月初め以降は資金流入が止まり、11月になって記録的な資金流出となっています。たぶん、7月にGLDやIAUを買った人はモメンタムを追いかける weak hand です。モメンタムが衰える・逆流すると簡単に手放すと思われます。現物保持高の減少速度はこれまでに見たことのない速度です。ファイザーのワクチン発表のときにゴールドが上昇しましたが、ゴールドETF保持高に特段の変化は見られません。ゴールドETF保持高は毎日管理会社から開示されており、あの上昇はゴールドETFの買いによるものではありませんでした。次のゴールド上昇がゴールドETF主導になるなら、毎日の保持高変化で把握できるでしょう。 一方ゴールド先物投機筋は先週火曜時点でLONGを400K枚弱持っています。ファイザー騒ぎの

ゴールド先物ポジション確認

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ここ1週間ほどゴールドはかなり下落しました。ではここからすぐに再度上昇を始め7月のような上昇相場が復活するでしょうか?どう思います? 2015年末からの現在のブル相場のこれまでの3回の調整の平均下落率は15%程度、山から谷間での平均期間は4か月程度です。特に大きな上昇だった最初の2016年夏のピーク後の調整は5か月をかけて17%の下落でした。今年8月初めのピークから先週金曜末までの下落率は12%、期間はまだ2ヶ月に達していません。ゴールド価格はまだ200DMAを8%上回っています。今回はどうでしょう? そこで先物市場でのポジションを確認します。同時にGLD+IAUの現物ゴールド量を先物1枚100オンス換算して重ねて示しています。 8月初めのピーク以降、GLD+IAUの現物ゴールド量は鈍化しているとはいえ緩やかな増加を続けています。株式投資家のゴールドに対する強欲とeuphoriaはまだ消え去っていません。投機筋のLONGポジションは7月末から8月末にかけて400K枚程度でしたが、9月15日(火)では再度400Kに迫り、それが先週9月22日(火)に少し減っています。8月初めのピーク以降の値動きを主導しているのは先物投機筋と考えて良いでしょう。8月末から9月22日におけるロング約400K枚ですが、2月からみるとかなり減っているように見えます。たしかに枚数で見ると少ないのですが、3月にはCMEが何度も証拠金を引き上げ現在では年初に比べて倍になっています。ということは投じる資金が同じならポジションは半分にせざるを得ません。いまでも投機筋が400K枚近くのポジションを維持しているということは投下資金的には過去最高レベルで目一杯ポジションを取っているように見えます。直近の可能性としては今後投機筋ロングが増えるよりは減る可能性の方が大きいでしょう。先物市場は証拠金売買であり、x20程度のレバレッジがかかっています。そのため相場が想定方向から逆に5%動くと資金をなくしてしまいます。彼らは超短期視野なのです。ポジションを維持するのは数時間から数日程度のようです。またゴールド先物トレーダーは同時に他の先物にもポジションをもっておりドルの値動きに敏感です。ゴールドを一種の通貨のように見ていると思われます。DXYは9月1日に2年ぶりの安値となりそこから反転上昇しています。特に先週はDXYの

Coeur Mining, Inc (CDE) でインサイダーセル

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 http://www.j3sg.com/Reports/Stock-Insider/Generate.php?DV=yes&tickerLookUp=cde&Submit232=GO

GDXJ構成銘柄で久しぶりのInsider Sell

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 久しぶりにGDXJ構成銘柄でInsider sell があった。 8月12日、8月13日に売っている。 https://www.nasdaq.com/market-activity/stocks/hl/insider-activity http://www.j3sg.com/Reports/Stock-Insider/Generate.php?tickerLookUp=HL&DV=yes&Submit2322=GO たぶん、今年年末もしくは来年年初にはGDXJ構成銘柄で多数の Insider Buy があるでしょう。 HL Insider Activity Number of Insider Trades INSIDER TRADE 3 MONTHS 12 MONTHS Number of Open Market Buys 16 24 Number of Sells 4 8 Total Insider Trades 20 32 Number of Insider Shares Traded INSIDER TRADE 3 MONTHS 12 MONTHS Number of Shares Bought 850,021 2,160,840 Number of Shares Sold 309,858 460,100 Total Shares Traded 1,159,879 2,620,940 Net Activity 540,163 1,700,740

インフレについて(&これから起きるのはインフレではない)

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 この議論は量的緩和の金融面だけに注目しており、財政面に言及していません。 中央銀行が債権買取を大規模に行うと、金利が下がることもあり政府はさらなる債務増加で歳出を増やすことを躊躇しなくなります。これが確実に市中のマネーを増やします。 この仕組みが極限に達したのがワイマール共和国で起きたことです。 今はYCCといいますが、戦後の英国も米国も金融抑圧政策で成功しました。ただしそれなりの代償を我慢してのことです。 みなさんはどう思います? On Inflation (& How It's Not What Happens Next) by  Tyler Durden Sun, 08/23/2020 - 15:10 Twitter Facebook Reddit Email Print Everyone is convinced  the dollar is going to inflate because more dollars are entering the system. だれもがインフレが起き始めていると確信している、というのもシステムに多量のドルが流入しているからだ。 But are they really? でも、それは本当だろうか? That is the question that sparked a succinct Twitter thread by Travis K ( @ColoradoTravis ) explaining why inflation is not what happens next (emphasis ours): この疑問を呈しているのはTravis Kのtwitterだ、次に起きるのはインフレではないと解説している: Let’s take a look at how dollars are born and how they die. どうやってドルが生み出され取り去られるかを見てみよう。  A dollar is 'born' when a loan is made against collateral on a bank's balance sheet. Banks can issue multiples of dollars for every dollar of colla