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2月, 2020の投稿を表示しています

金鉱株の春ラリー5 by Zeal

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最後の2段落だけ訳をいれておきます。 この記事は先週水曜締め切りで金曜に発行されたものです。 Gold Stocks’ Spring Rally 5 Adam Hamilton     February 28, 2020     3225 Words Before their recent surge on gold regaining $1600, the gold stocks spent much of the past half-year or so largely drifting sideways to lower.  That high consolidation really weighed on sentiment, with greed giving way to apathy.  This sector normally tends to suffer a seasonal slump into mid-March, paving the way for gold stocks’ spring rally.  That’s their second-strongest seasonal surge of the year running into early June. Seasonality is the tendency for prices to exhibit recurring patterns at certain times during the calendar year.  While seasonality doesn’t drive price action, it quantifies annually-repeating behavior driven by sentiment, technicals, and fundamentals.  We humans are creatures of habit and herd, which naturally colors our trading decisions.  The calendar year’s passage af

ゴールド上昇は奇妙だ by Zeal

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先週の記事です。最後の2段落だけ訳をいれておきます。 Gold’s Peculiar Surge Adam Hamilton     February 21, 2020     3246 Words Gold is enjoying an awesome week, surging back above $1600 for the first time in nearly 7 years!  That big round psychologically-heavy level is really catching traders’ attention, great improving sentiment.  Yet this recent gold surge has proven peculiar.  Unlike normal rallies, the buying driving this one largely hasn’t come from gold’s usual primary drivers.  The stealth buying behind this surge may impair its staying power. This Tuesday gold surged 1.2% higher to close near $1602.  It hadn’t crested $1600 on close since way back in late March 2013 fully 6.9 years ago!   Long-time gold traders shudder at the dark spring which followed.  Within less than several weeks after that last $1600+ close, gold plummeted 16.2%.  Most of that came in mid-April, when gold effectively crashed by cratering a brutal 13.8% in ju

米国での武漢肺炎の行方、勝手な推測

テレビの内科医談話等を見ると武漢肺炎とインフルエンザの症例による識別は難しいようだ。だから確定診断のためにPCR検査をしたいという。 ということは米国においても医者の症例判断は同様にこんなんだと思われる。しばらく前には米国医師が米国では武漢肺炎よりも今年のインフルエンザの方がとても深刻だ、と述べる記事を見たことがある。 米国では今年インフルエンザが大流行で推定感染者が2000万人と言われている。武漢肺炎の端緒は12月始めであり、米国が中国を遮断する1月20日までにも武漢と米国の間でかなりな人の行き来があったはずだ。 米国は皆保険でないために風邪で医療機関に往く人の割合は日本ほどに多くない。市販の対処薬を飲んで自宅療養するのだ。ということはこの2000万人のうちのかなりな部分が武漢肺炎であって何らおかしくない。 こういうすでに感染した特に若い人は自己免疫を獲得して回復する。こういうひとは集団での感染を阻止する役割を果たす。 というわけで、中国や韓国、イタリアのような感染者急増という状況が起きにくいのではないかと推測している。医療破綻さえ起きなければ社会へのインパクトは限定的だ。

武漢肺炎との共存

韓国では患者急増でヒステリーになり、あの宗教団体20万人全員をPCR検査するという。しかしそんなことに意味があるのだろうか? 世界中でここまで伝染拡大すると武漢肺炎を撲滅するという考え方自身が無理筋だ。MERSは今も中東の風土病として残っているし、2009年の新型インフルエンザもあれだけ大騒ぎしたが一月ほどでPCR検査を止めて一般の季節性インフルエンザ扱いとなりいまはA型インフルエンザとしてワクチン接種の対象だ。人類と共存しているわけだ。 武漢肺炎に関しても、中国の症例を見ても若い人には季節性インフルエンザと変わらず、高齢者・基礎疾患のある人が重篤・死に至る。むしろ若い人に重症例が極端に少ない。クルーズ船の症例を見ても、あれだけ年齢分布が高齢に偏っているにも関わらずPCR陽性の半数300名は無症状入院でいまも経過観察中だ。 我々人類が選ぶ道は武漢肺炎との共存であり、若い人の集団免疫力で爆発的感染を防ぐというのがもっとも懸命な選択肢だ。そのためには若い人に徐々に感染してもらうか今後のワクチンに期待するということだ。 もっとも避けなければならないのは医療破綻と高齢者・基礎疾患保有の人への適切な措置ができなくなる状況だ。疫病は集団で対処するしか方法がない。個人の不安を解消するためにPCR検査を積極的に何度も受けるなんて言うのは馬鹿げている。むしろ検査時の感染リスクを増やすだけだ。医者が治療に必要と認めたときには速やかに実行できるというのが必要な医療リソースレベルだ。決して個人が安心のために無制限にPCR検査できるレベルではない。 70代80代で基礎疾患があれば肺炎で亡くなることは多い。日本人の直接死因3位は肺炎なのだ。人には寿命がある。でもこんなことワイドショー司会者も国会議員も決して口にしない。これをいうと電話攻撃の嵐になるからだ。でも北海道の20代の女性は酸素吸入を必要になるほど重篤化しても回復した。適切な医療措置を受けることができたからだ。医療破綻が起きていない賜物だ。 多くの人が武漢で起きた医療破綻映像を見ただろう。待合室が満員電車のように混み合い、病院の外にまで風邪症状の人が列をなしている。こういう状況にならないように国民全体で対処すべきなのだ。 全体主義・権威主義でなくとも高い民意で伝染病に対処できることを世界に示せればこんなに素晴

スペイン風邪のとき、異なる対応をした3都市の結果

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みやたけクリニック院長がとても良い記事を書いています。その抜粋です。 元記事はもっと詳しいです。 http://www.miyacli.com/influenza.html 最も基本的な事は、人混みに出ない事 流行期になると、そこらじゅうにインフルエンザ感染者がいて、あなたにうつす機会を待っている状況になります。そんな中でできるだけ感染機会を減少させるには、 できるだけ人混みに出ない 事が重要です。反対に社会から見れば、 できるだけ人混みを作らない 事です。 具体的な事例を挙げましょう。1918~1919年にかけて、強毒型A/H1N1インフルエンザ、通称 “スペイン風邪” が流行しました。当時の「新型インフルエンザ」です。アメリカを起点として瞬く間に全世界に広がり、6億人の感染者と5000万人の死者(諸説あり)を出す大惨事になりました。死亡率は約8%という事になり、災害や 戦争による死亡率 を軽く超えてしまいます。ちなみに通常我々が(日本で)経験するインフルエンザの死亡率は0.1%未満です。いかに超怖いインフルエンザだったかわかるでしょう。 上図はこのスペイン風邪に関する、業界では有名なグラフです。1918年のアメリカ主要都市の死亡者数を週毎 (週毎、ですよ!) にグラフ化したものです。図中に示した3都市を比較してみましょう。 フィラデルフィア(Philadelphia) は一気に感染爆発し、あれよあれよと死者が増え、最大1週間で5,000人以上が死亡しました。葬儀屋さんは大変だったでしょうね。あまりに死んだので人口は激減、都市は壊滅、それ以後死ぬ人すらいなくなったので、約1.2ヶ月で死亡者数は収束しました。 ピッツバーグ(Pittsburgh) はフィラデルフィア程の爆発はなく、週毎では最大でも半分程度の死亡率でしたが、流行が長く続き、結局総死亡者数はフィラデルフィアとあまり変わりませんでした。 セントルイス(St.Louis) は最初から最後まであまり死者が出ていません。ただし最後の方に小さな山があります。 この差はどこから来たのでしようか? 実は フィラデルフィア は軍の町で、当時は第一次世界大戦の戦勝に沸き、スペイン風邪の流行にもかかわらずパレードが盛んに行われました。見物客も多く出て、人混みができました

米国での武漢肺炎推定感染数は60万人程度、たぶん。

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米国CDCは季節性インフルエンザに対して詳細な遺伝子検査とともに全米各クリニックでの簡易検査をしこの結果から患者数を推定しています。 https://www.cdc.gov/flu/weekly/index.htm 今シーズンの簡易検査実績はこのようなものです。 今シーズンの調査開始2019年9月29日からで累計823,555患者を簡易検査しそのうち18.8%がインフルエンザ検査陽性でした。 この時間推移はこうです。 2020年第6週になってもまだ収まる気配はありません。CDCは全米クリニックのインフルエンザ症状(発熱、咳、体の怠さ等々)を訴える患者の数から今年は全米で2000万人が感染していると推測しています。そのうち1万人が亡くなると推計しています。米国でも日本と同様に死亡診断書に死因がインフルエンザと書かれるわけではありません、インフルエンザ感染の結果、心臓や肺を直接原因として亡くなります。 CDCは2020年1月21日から、武漢肺炎の米国内感染調査を始めました。 https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/cases-in-us.html 現在までの検査患者数は479でそのうち15が陽性でした。インフルエンザの検査数に比べるとまだとても少ないですが、発熱・咳・だるさ等を訴える患者の3%に相当します。インフルエンザに関しては今シーズン始まりからの累計でみると18%が陽性であったことを考えると結構な割合です。単純に推計インフルエンザ患者が2000万人とすると全米ですでに60万人が武漢コロナウイルス陽性ということになります。 ただし、これはあまり驚くことではありません。クルーズ船のように高齢者が多い母集団の検査結果からしても8割を超える人が無症状なのです。重篤になる人は持病をすでに持った人です。武漢肺炎が無くとも70,80代で持病を持つ人は風邪を引くと亡くなることはよくあることです。だって日本人の寿命は男で80歳なのですから。しかも肺炎は日本人死因3位です。ワイドショーでは「武漢肺炎の80歳代の死亡率は15%にもなる!」と恐怖を煽るが、そりゃ80歳を超えるとただの風邪でも死ぬこともあるでしょう。 米国においてもこれまで検査をしてこなかったの

武漢病毒研究所をめぐる出来事の整理

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今回の武漢肺炎をめぐるできごとを整理しました。 2019年11月末 武漢病毒研究所の研究員、黄燕玲、が感染死亡。研究所長はメディアの問い合わせに、「そんな人は知らない」と答えています。「黄燕玲」でGoogleすると多数の中国語記事がでてきます。この噂を消す一番の方法は本人をライブでインタビューすることです。しかしそういうことはしません。HPの所員紹介から彼女の写真が削除されてしまいました。すでにこのHP自体が新しいものになっており、彼女の存在を示していません。彼女は別のところで元気に働いていると研究所は言いますが、その所在を明らかにすることはありません。 2020年1月2日 国家衛生局が武漢病毒研究所長、王延轶、に電話で緊急箝口令を指示し、彼女が全所員にメールで伝達しています。原文と英訳。 同日、中国人民解放軍工程大学が、武漢市衛生健康委員会からの連絡を受けて、構内に入る人の体温計測をするよう指示しています。38度以上は入校禁止。 2020年1月5日 上海公共衛生臨床センターが武漢ウイルスのDNAを同定しSARSとの類似が89.11%であるとしています。同時に国家衛生局に公共施設におけるウイルス対策を取るよう示唆しています。 2020年1月7日 2月3日の講話で、習近平は1月7日に武漢肺炎に対処するよう指示したと主張しています。 2020年1月23日 武漢閉鎖 2020年2月15日 研究室のウイルス管理を強化するように通達をだしたことを中国各種メディアが伝えた。 http://industry.caijing.com.cn/20200215/4643410.shtml

銀鉱株の潜在力は大きい by Zeal

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最後の2段落だけ訳をいれました。 Big Silver-Stock Potential Adam Hamilton     February 7, 2020     2689 Words The silver miners’ stocks are looking interesting.  While they really lagged silver’s surge on gold’s bull-market-breakout rally last summer, their upleg since remains intact.  Gold stocks’ own upleg peaked in early September.  And silver itself remains wildly undervalued relative to gold, overdue to mean revert dramatically higher.  When that happens during gold’s next upleg, the silver stocks have big potential to soar. Like the global silver market is vastly smaller than gold’s, silver stocks are a proportionally-little fraction of the precious-metals miners.  As a small subset of a usually-ignored contrarian sector, the silver stocks often languish in obscurity.  For decades there wasn’t even a silver-stock index, making sector analysis difficult.  Thankfully that changed in April 2010, when the first silver-stock ex